システム開発におけるさまざまな情報を統合的に管理・活用できるようにすることで、開発全体のQCD(品質、コスト、納期)向上をご支援いたします。
文書管理に関する課題:
最新の文書など文書を探すのに時間がかかる、間違った文書を改変してしまった など
検討漏れに関する課題:
顧客要求に対する検討漏れ、機能開発漏れが発生 など
影響分析に関する課題:
システム変更時の影響分析に時間がかかる、影響範囲に検討漏れが発生 など
法規・規格対応の課題:
法規・規格変更発生時の社内標準関連文書や仕様書・設計書の対応に時間がかかる、対応漏れが発生 など
現場の作業負荷なくプロジェクトの品質向上をサポートする4つの主要機能を用意しています。ConTrackは、これまでの開発文書管理の課題であった「成果物の登録・変更やトレース設定の作業負荷」の軽減を意識した機能と「容易に関連性を把握できる画面設計」、また「さまざまなツールとの有機的な連携」により、開発プロジェクトの品質向上と生産性・効率性向上の両立をサポートします。
ツールの操作方法習得のための研修などはほとんど不要で、現場への負荷も少なく、短時間で操作方法を習得できます。
成果物間の関連性確認は、ラインビューとマトリクスビューの2パターン。一目でシステム全体の影響範囲が把握できます。
トレース設定は4パターン。それぞれの現場で使いやすい方法を選択できます。
ツール独自のフォーマットへの変換は不要で、WordやExcelなどで作られた成果物をそのまま取り込むことができます。これによりツール導入における設計担当者などへの負荷を極力抑えることができます。しかも、ドラッグ&ドロップするだけの簡単登録。文書解析機能により、ワンアクションで簡単に登録できます。
要件定義書などの上位成果物から詳細設計書、ソースコード、テスト仕様書などの下位成果物までの関連性を定義することでトレーサビリティ管理を行います。
「使いやすい分析機能」と「直感的に使える簡単なトレース設定機能」を兼ね備え、顧客要求の取り込み漏れや対応漏れを回避するだけでなく、効率的な影響範囲分析をサポートします。
成果物の世代や変更・修正履歴、ブランチ※1 を文書・モジュール・機能全体などさまざまな粒度で管理します。
登録された文書は、トレーサビリティ情報はもちろん、本文修正などの履歴情報を管理するので、修正者や修正理由、修正箇所を確認することができます。また、成果物はもとよりトレーサビリティ情報も含め、ブランチ間でコピーすることが可能です。複数メンバーによる同時機能追加やバグ修正などの並行開発におけるデグレードを回避できます。
※1.ブランチ:要素(機能)単位で成果物を複製し、それぞれ同時並行して変更が行えるようにしたものです。
プロジェクト管理ツール「Redmine※1」や「Jira Software※2」と連携し、成果物の変更に関わるすべての活動履歴を一元管理できます。
チケット※3 の自動起票やチケットと関係する成果物要素(修正箇所など)とのトレーサビリティ管理により、変更要求や不具合発生時の対応の効率化をサポートします。
※1.Redmine:オープンソースのプロジェクト管理ソフトです。
※2.Jira Software:Atlassian社が開発・販売しているプロジェクト管理ソフトです。
※3.チケット:Redmine上で必要な作業、対応すべきバグなどを「チケット」としてタスク登録し、進捗管理を行います。
開発文書の構造を解析し、トレーサビリティ管理の対象となる要素を自動的に抽出・登録します。文書中に一定の規則(アウトライン表示や章立て番号など)があれば、解析が可能です。
Microsoft Word/Excel/PowerPoint/Outlook、ReqIF、テキスト、PDFなど、多種・多様なファイルフォーマットに対応しており、今後も継続的に拡充を予定しています。
また、ConTrack経由でWord、Excelなどの外部ファイルを開き、そのまま編集できます。成果物の変更時、外部ファイルを編集して、再度取り込む必要はありません。
※1 ReqIF:システム開発に関する要求や設計情報について、異なる要求管理ツール間で交換するためのフォーマット。
プロジェクトには、様々な役割、組織のユーザが関連します。ユーザの役割により、システムへのアクセス制御はもちろん、編集権限・閲覧範囲などを細かく設定することが可能です。
ICソリューション本部
TEL:045-474-2290