お知らせ
OrCAD Xとは ~ OrCAD® と OrCAD X の違い ~
SPB 23.1 より、PCB 設計ソリューションの新プラットフォームとして OrCAD® X と Allegro® X が
新たにリリースされました。新製品の OrCAD X は操作性、パフォーマンス、自動化、チーム設計を
革新的に向上するクラウド対応のプラットフォームで、個人の設計者から大規模なビジネスニーズ
まで対応しています。
また、PCB設計ツールには、従来の PCB Editor に加え、新しい PCB アプリケーションとして
「OrCAD X Presto」がリリースされ、操作マニュアルいらずの簡単設計を目指し、クラウドベース
に接続した利用から、非接続モードまでフレキシブルな設計機能がご利用いただけます。既存の PCB
アプリケーション(PCB Editor)と完全互換であり、アートワークデザインの移行が容易に行えます。
OrCAD X とは
OrCAD X は OrCAD を継承する新しい製品プラットフォームの名称です。
X は新たに追加されたクラウド機能やアートワーク設計でAIが利用できる追加サービスへのプラット
フォームの拡張性を示しています。
OrCAD X は、従来の OrCAD(以後、OrCAD レガシー製品)の全ての機能が包含され、プラスα の機能
を拡張した製品です。
従来の OrCAD の全ての製品とそれ以上のものが含まれており、下位バージョンとの互換性があります。
そのため、OrCAD X のライセンスで、OrCAD レガシー製品としてご利用いただいた過去のバージョン
(~R22.1)を起動することも可能です。
これまで同様、Cadence 製品は設計データのUprev をサポートしていますが、OrCAD X と OrCAD でも
同様です。
ベース製品の新パッケージ
OrCAD X のリリースに伴い、パッケージ変更がございました。2024年4月以降、OrCAD ブランドの
ベース製品(販売モデル:Y99、TBL、SUL*)は以下のとおり、5つのラインナップとなります。
*日本国内におけるSUL 販売は現在準備中です。
新パッケージリリース後(R23.1以降)の機能マトリクスは以下のとおりです。
なお、OrCAD X のライセンスで、R22.1以前のバージョンの OrCAD を起動することも可能です。
今回の R23.1 のリリースによるパッケージ変更に伴い、従来の OrCAD 製品の後継製品は以下のようになります。
(2024年7月現在)
なお、OrCAD レガシー製品の全ての機能は、後継製品の OrCAD X に含まれています。
OrCAD と OrCAD X の違い
OrCAD から OrCAD X へ進化を遂げ、多くの機能やサービスが拡張されています。
従来の OrCAD から追加された機能、サービスの違いを簡易的にまとめたものを以下でご紹介します。
*1 クラウドワークスペースを共有化するには、POX200 のライセンスが必要です。
*2 X AI をご利用いただくためには、別途、有償サービスのご購入が必要です。
*3 OrCAD X Presto の機能です。
*4 有償オプションです。
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